One Line で崩れない線の作り方 — 接地・重心・剛性
線が崩れる原因は、ほぼ3つに絞れます。接地していない、重心が外にある、形が細すぎる。この順に確認すると、当てずっぽうが減ります。
01支持基底:床に触れている幅
物体が倒れないのは、重心から真下に下ろした線が、接地面(支持基底)の中に入っているときです。線で作った形も同じで、床に触れている幅が広いほど安定します。
見た目が大きくても、床に触れているのが1点だけなら、それは「置いた」ではなく「立てた」状態です。少しの力で倒れます。
02重心:重い側が外に出ていないか
形が左右非対称だと、重心は重い側に寄ります。片側だけ長く線を伸ばすと、その側に重心が移動し、支持基底の外に出た瞬間に傾きます。
対策は2つです。重い側の下にも接地を作るか、反対側に短い「つり合い」を足すか。線の長さに余裕がないときは、前者のほうが確実です。
03剛性:細い形は「しなる」前に「折れる」
線は描いた形のまま剛体として扱われますが、細長い形は接点に力が集中し、跳ねたり滑ったりします。特に、細い橋のような形で男を支えると、中央から崩れます。
太くする代わりに、三角形の筋交いを入れると少ない線で剛性を上げられます。線の総量が限られているときは、この三角形が効きます。
04覚えておく5つの型
| 型 | 作り方 | 向く脅威 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 屋根 | 頂点を作って左右へ流す | 雨・落石 | 横からの攻撃 |
| 壁 | 床に接地し三角形で支える | 弾丸・巨人 | 回り込み |
| 籠 | 男の周囲を閉じる | ハチ | 隙間・圧迫 |
| 斜面 | 角度を付けて力を受け流す | 巨人・落石 | 逃げた先に男 |
| 支え | 短い線で接点を増やす | すべて | 線の長さを食う |
05安定度チェッカー
下のツールは、形の幅・高さ・重心のずれから、倒れるかどうかを計算します。数式は「重心の真下が支持基底の内側にあるか」という力学の基本式です。ゲーム内の数値ではなく、形の目安として使ってください。
幅と高さは、画面内の線の外形をだいたいの比率で入れるだけで構いません。重心のずれは、線が重い側にどれだけ寄っているかを表します。
06よくある失敗
- 男の真上に水平な板を置く → 落石の衝撃が一点に集中する。
- 壁を垂直に立てる → 押されて倒れる。三角形の支えが必要。
- 線を全面に広げる → 接点が増えるが、重心も外に散る。
- 隙間を残して包む → ハチはそこから入る。
- ヒントの点線をそのまま真似る → 接地点の意図を理解していないと再現できない。
安定度チェッカー(形の目安)
線で作った形の「幅・接地幅・重心のずれ・高さ」から、倒れるか・折れやすいかを判定します。 数式は重心の真下が支持基底の内側にあるかという力学の基本式で、ゲーム内の数値ではありません。
判定と、倒れるまでの余裕(大きいほど安定)
- 余裕角 = atan((B/2 − |X|) ÷ (H × 0.45))。0° 以下は支持基底の外=転倒。
- 細長比 H ÷ B が 4 を超えると、倒れる前に接点で折れやすい(本站の目安)。
- 重心のずれ X は、線が重い側へ寄っている量。片側だけ長く引いた形で試すと差が出ます。
| 幅 W | 接地幅 B | ずれ X | 高さ H | 判定 | 余裕角 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6 | 4 | 0 | 3 | 安定 | 71° |
| 5 | 1 | 0.4 | 2.5 | 危険 | 4° |
| 7 | 2 | 0.9 | 4 | 転倒 | — |